ビートルズのアルバムをさまざまな視点から解説するコーナー!
第1弾はビートルズのファーストアルバムでもある「Please Please Me」です!
以前なぜ大学生にビートルズをオススメするのか述べた記事があります。そちらの記事も合わせてご覧下さい。
目次
アルバム概要
Beatles ビートルズ / Please Please Me 【CD】
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アルバム名:Please Please Me(プリーズ・プリーズ・ミー)
発売:1963年(イギリス)
曲数:14曲
時間:約33分
収録曲
曲名 | |
1 | I Saw Her Standing There |
2 | Misery |
3 | Anna (Go To Him) |
4 | Chains |
5 | Boys |
6 | Ask Me Why |
7 | Please Please Me |
8 | Love Me Do |
9 | P.S. I Love You |
10 | Baby It’s You |
11 | Do You Want To Know A Secret |
12 | A Taste Of Honey |
13 | There’s A Place |
14 | Twist And Shout |
アルバム全体の特徴
ビートルズのファーストアルバムは、多くのカバー曲で構成されているのが特徴です。
自分たちで作詞作曲した曲と混ぜ合わせているため、全部オリジナル曲なのでは?という錯覚に陥ります。むしろ、ビートルズによるカバーバージョンのほうが、原曲よりも有名になっているかもしれません。
アルバムは、ポールの「One,two,three,four!」というカントダウンで始まり、ジョンのシャウトが効いた「Twist And Shout」で締めくくります。
「Love Me Do」でデビューを果たしたばかりのビートルズにとっては、とても大きな仕事だったと思います。
曲の分析
私が特に印象に残っているもののみ取り上げます。全曲解説もいつかはやってみたいと思っています。
I Saw Her Standing There
ポールマッカートニーがメインで歌っている曲。ビートルズ初期の「ライブ」を意識した曲になっていると思います。
ポールのシャウトが多く入っていて、曲のキーも高めです。ベースが特徴的なフレーズで、弾きながら歌うのは相当な技術です。私は無理でした(笑)。
この曲を70歳過ぎたポールが今でもライブで歌っているのが信じられないです…。
There’s A Place
あまり有名な曲ではなく、地味な部類ですが、私の気に入っている曲です。
ジョンとポールのハーモニーがポイントです。
ただ、曲が短く(1分50秒)、あっという間に終わってしまう曲です。
Twist And Shout
これぞ、ロックンロール!というような感じの曲で、ジョンが元気よく歌っています。でも、これはビートルズの曲ではないんですね。
原曲は私も聴いたことがないです。You Tubeとかにあるんですかね?
ジョンのリードに合わせて、ポールとジョージがコーラスをしています。
ライブ映像を見ると、途中の「Ah~,Ah~・・・」という所は3人が順番に入っていきます。個人的には、そこがとても好きです。
アルバムデザイン
Beatles ビートルズ / Please Please Me 【CD】
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この写真は、レコード会社である「EMI」の本社バルコニーで撮影されたものです。
東海大学の教授である石塚先生はこのように分析しています。
吹き抜けの下から撮影することによって、ビルの柱やガラスの壁、階段の手すりなどの建造物が遠近法を強調する効果を出している。
石塚耕一、ビートルズのデザイン地図、東海大学出版部(2016)、p.15
このようにカメラのアングルとかもこだわっていたんですね。
ビートルズのデザイン地図 アルバムジャケットからたどる4人の奇跡 [ 石塚 耕一 ]
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Lennon-McCartney作詞作曲ってどういう意味?
このアルバムに限った話ではないですが、ビートルズの曲のほとんどは「Lennon-McCartney」作詞作曲になっています。
これは、ポールとジョンが決めた約束で、
ジョンが1人で作ろうが、2人で一緒に作ろうが、貢献度に関わらず、作詞作曲の名義はLennon-McCartneyになっています。
このレノン=マッカートニーは世界で最強のメロディメーカーともいえるでしょう。
おもしろエピソード
収録時、ジョンは風邪を引いていた
Please Please Me のアルバム収録は時間の関係で1日で行われました。
しかし、なんとその日に限ってジョンは風邪を引いていたらしいです。
なので、一部の曲は鼻声になってしまっているのです(笑)。
デビュー曲「Love Me Do」の話
ビートルズはこのアルバムの8曲目にある「Love Me Do」で、デビューを果たしました。
当初は、ジョンとポールで仲良く歌う予定でした。しかし、この曲は途中でジョンによるハーモニカが入ることに気づきます。
そのため、ジョンがハーモニカを吹いている間は、ポールが一人で歌うことになりました。
しかし、ポールは意外にもあがり症で、数十年経った今でも、当時の緊張について覚えているそうです(笑)。
まとめ
曲自体は知っていても、ちょっとしたエピソードを踏まえながら、もう1度聴いてみると違うように聞こえてくることは多々あります。
是非、エピソードを思い出しながら聴いてみて下さい。
また、ビートルズをあまり知らない方は、これを機に興味を持っていただければ幸いです。
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また、私は普段「旅行」に関する記事も書いています。興味がある方は、そちらも合わせてご覧下さい。
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最後までご覧頂きありがとうございました。
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