こんにちは!
ポール(@letitbe01_blog)です。
先日ですが、こんなツイートをしました。
【#読書記録】
最近は、『ウーバー革命の真実』という本を読んでいます❗️いまや世界中に展開してるウーバーのビジネスモデルなどについて詳しく解説している本です。
また読み終えたらブログに感想を書こうかなと思っています!#UBER革命 pic.twitter.com/1vFzi7dneB
— ポール/letitbe01 (@letitbe01_blog) January 13, 2019
この本を読み終えました!!
この記事ではこの本を読んで思ったことや、この本はどんな人に向いているのか?などを解説していきます!
目次
『ウーバー革命の真実』ってどういう本?
ソフトバンク、トヨタも出資、提携!
日本ではいまだ本格稼働していないウーバーの急成長の要因と課題を分析。日本ではまだ一部の人にしか知られていないサービスの全貌と、その変革者としての位置づけ、今後の成長課題、そして日本でのウーバー革命の可能性を探る。
(表紙より)
海外旅行を頻繁にする人や海外在住の方にとって、「UBER」はもはや必須アプリですよね。しかし、日本では稼働してはいるものの、本格化はしていない状態です。
そんなウーバーは世界でどうやって成功したのか?
ウーバーの技術、ビジネスモデルは何か?
日本でも本格稼働する日はやってくるのか?
こんな点に注目し、筆者の経験を交えながら、詳しく解説されている本です!
ウーバーを知らない人のために少し解説
ウーバーは「配車アプリ」です
ウーバーをあまり詳しく知らない方のために、少し解説をします。ウーバーを全く知らない状態でこの本を読むと少し厳しいと思うので(笑)。
ウーバーは一言でいうと、「配車アプリ」です。
ウーバーのアプリを立ち上げ、「乗車地」と「目的地」をあらかじめセットして配車すればOK。そうすると、マッチングした運転手が迎えに来て、目的地まで連れて行ってくれます。
車の種類はさまざまで、通常の「UBER X」で配車すれば、普通の乗用車が来てくれます。車の種類は地域によって若干異なります。
ウーバーのポイントとなる点は、いわゆるタクシーのような会社の組織に属している人ではなく、車を持っていて、ウーバーから認可をもらった一般人が運転手であることです。
日本では「白タク」扱いとなり、法に触れてしまうため、ウーバーは浸透していないのです。
類似のアプリも多数あります
実は配車アプリはウーバーだけでなく、現在ではさまざまなものがあります。ここでは、その一部を紹介してみようと思います。
JAPAN TAXI(ジャパンタクシー)
JapanTaxi(旧:全国タクシー)
JapanTaxi Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
こちらは「JAPAN TAXI」という日本初のタクシー配車アプリです。
基本機能はウーバーと同様ですが、迎えに来てくれるのは白タクではなく、「タクシー」です。
いままで日本でタクシーに乗る場合は、駅にあるタクシープールを利用したり、流しのタクシーを捕まえたり、電話で迎えに来てもらったりするのが主流だったと思います。
ですが、このアプリ登場のおかげでスマホ1つでタクシーを手配できるようになりました。
Grab(東南アジアの配車アプリ)
Grab App
Grab.com無料posted withアプリーチ
こちらは東南アジアで主流の配車アプリで、「Grab(グラブ)」といいます。
実は以前まで東南アジアでもウーバーが使われていたのですが、Grabに負けてウーバーは撤退しました・・・。(正確には、ウーバーの事業をGrabに売却したみたいです。)
Grabもウーバーと基本機能は同じです。ただ、東南アジアならではの「バイクタクシー」や「トゥクトゥク」も手配できるのがポイントです!
>「Grab」をカンボジアで使ってみたレビュー
滴滴(中国の配車アプリ)
DiDi – AIによるタクシー配車
DiDi無料posted withアプリーチ
最後に紹介するのは、「DiDi(滴滴)」という中国の配車アプリです。
中国国内では主流の配車アプリです。一部は日本にも進出しているようです。
基本機能はウーバーと同じです。
この本を読んで僕が思ったこと
『ウーバー革命の真実』を読んで身につけた知識を基に、以下の3つのことについて僕なりに述べてみたいと思います。
ウーバーが「浸透する国」と「浸透しない国」の違いは何なのか?
「タクシー業界のレベル」
どこの国も「タクシー」自体は普及していると思いますが、どの程度の質を保っているのかは、国によって大きく違いがあります。
例えばタイやベトナム。タクシーは町中でたくさん走っています。ただし・・・!旅行者は、かなりの確率でぼったくられます!タクシーにはメーターが付いてはいるものの、旅行者と分かるとまず使ってくれません・・・。
現地の人でさえも、「運転が荒い」などを理由に一般のタクシーを疎遠にしているという話しも聞いたことがあります。
つまり、タクシー業界のサービスがあまりよくない国は、安くていつでも配車できるウーバーが好まれるのです。
日本のタクシー業界はどうでしょうか?タクシーに乗るとき、ドアを自動で開けてくれますよね?
あれは日本だけです(笑)。
日本のタクシーのサービスレベルはかなり高いように思えます。不満を持っている人も少ないでしょう。これが、ウーバーがあまり浸透しない理由であると思います。
また、日本は法律との兼ね合いもあり、ウーバーのような「得体の知れない新規産業」はあまり好まれず、既存の産業であるタクシー業界を守ろうとする傾向もあるのではないでしょうか?
「交通網が整っているか」
日本でメジャーな公共交通機関といえば、地域によって若干の差はあるとは思いますが、多くの人は「電車」を挙げると思います。
つまり、日本では車やタクシーを利用しなくても、いろいろな場所へ行けてしまうのです。
これが日本でウーバーが浸透しないもう一つの理由だと思います。
僕が以前訪れたベトナムのハノイには、町中に鉄道網がありません。つまり、町中での主な移動手段は車orバイクとなります。
こういう国は、車やバイクの需要が日本とは比になりません!だから、ウーバーのような配車サービスがすぐに浸透するのです。
ウーバーが成功したのは「時代の波に乗ったから」
頻繁に海外旅行へ行く方や、海外出張が多い方は、さまざまな場所でウーバーに助けられたことが多いと思います。
「土地勘がないから、ウーバーを呼ぼう!」
そう思ったら、アプリを立ち上げるだけで、配車できちゃうんです。もちろんウーバーのアプリは世界共通。アメリカでももちろん使えますし、日本から遠く離れたアフリカでも使えます。
では、なぜウーバーは成功できたのでしょうか?
これは、スマートフォンの普及が一つの鍵となります。
いまでは、一人一台スマホを持っています。スマホが普及する前はネット環境が限られていて、自宅のパソコンなど特定の場所でしか使えませんでした。
ウーバーは常時ネット接続をしないと使えません。配車をするにしてもネット環境が必要です。
つまり、いまの時代よりも少し前にウーバーが登場していたら、意味がなかったのです。
逆に言えば、スマホが普及したおかげでウーバーは成功したともいえます。
また、近年流行っている「シェアリング・エコノミー」というビジネスモデルを取り入れたことも成功の鍵だと思います。これについては、この本でも詳しく書かれています。
日本で白タク行為が認められるようになる日は来るのか?
この疑問については、『ウーバー革命の真実』に詳しく解説されています。是非、そちらを読んで確認してみてね~!
と言いたいところですが・・・(笑)。僕の意見を少し書いておきます。
僕は、現状では普及は難しいと思います。
まずは、法律で白タク自体が規制されているからです。法改正などの動きが現れれば可能になるかもしれませんが、その前に既存のタクシー業界が猛反対すると思います。
また、ウーバーは自由に配車できて安いというメリットを持っていますが、一方で車内という密室を利用した犯罪が起きているのも事実です。
つまり、現状では犯罪が起こらないことを完全には保障できません。これに対してどう取り組むか?
ウーバーはうまく利用すれば、日本でもかなり便利なツールになるはずです。これからの進化に期待です!
まとめ:『ウーバー革命の真実』を読んでみよう!
ここでは、『ウーバー革命の真実』を読む前に知っておきたい前提知識と、僕の意見を少し書いてみました。どうですか?この本に対する興味は湧いてきましたか??
以下のような人には特にこの本をオススメしたいです!
- 海外旅行でウーバーを使ったことがある人!
- ウーバーの運転手側の事情を知りたい人!
- ウーバーのビジネスモデルに興味がある人!
- アメリカ発の新規事業に興味がある人!
本で出てくる難しい単語は、注釈で細かく説明されているので、ビジネスにあまり詳しくない僕でもスラスラ読めました。
気になった方は、実際に本を手に取って読んで欲しい!
それでは!今日はこの辺で!
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