『ウーバー革命の真実』はどんな人にオススメ?僕が読んで思ったことや、感想などもまとめました。【アメリカビジネス本】




こんにちは!

ポール(@letitbe01_blog)です。

 

先日ですが、こんなツイートをしました。


この本を読み終えました!!

この記事ではこの本を読んで思ったことや、この本はどんな人に向いているのか?などを解説していきます!

目次

『ウーバー革命の真実』ってどういう本?

ソフトバンク、トヨタも出資、提携!

日本ではいまだ本格稼働していないウーバーの急成長の要因と課題を分析。日本ではまだ一部の人にしか知られていないサービスの全貌と、その変革者としての位置づけ、今後の成長課題、そして日本でのウーバー革命の可能性を探る。

(表紙より)

海外旅行を頻繁にする人や海外在住の方にとって、「UBER」はもはや必須アプリですよね。しかし、日本では稼働してはいるものの、本格化はしていない状態です。

そんなウーバーは世界でどうやって成功したのか?

ウーバーの技術、ビジネスモデルは何か?

日本でも本格稼働する日はやってくるのか?

こんな点に注目し、筆者の経験を交えながら、詳しく解説されている本です!

ウーバーを知らない人のために少し解説

ウーバーは「配車アプリ」です

ウーバーをあまり詳しく知らない方のために、少し解説をします。ウーバーを全く知らない状態でこの本を読むと少し厳しいと思うので(笑)。

ウーバーは一言でいうと、「配車アプリ」です。

ウーバーのアプリを立ち上げ、「乗車地」と「目的地」をあらかじめセットして配車すればOK。そうすると、マッチングした運転手が迎えに来て、目的地まで連れて行ってくれます。

車の種類はさまざまで、通常の「UBER X」で配車すれば、普通の乗用車が来てくれます。車の種類は地域によって若干異なります。

ウーバーのポイントとなる点は、いわゆるタクシーのような会社の組織に属している人ではなく、車を持っていて、ウーバーから認可をもらった一般人が運転手であることです。

日本では「白タク」扱いとなり、法に触れてしまうため、ウーバーは浸透していないのです。

 

類似のアプリも多数あります

実は配車アプリはウーバーだけでなく、現在ではさまざまなものがあります。ここでは、その一部を紹介してみようと思います。

JAPAN TAXI(ジャパンタクシー)

JapanTaxi(旧:全国タクシー)

JapanTaxi(旧:全国タクシー)

JapanTaxi Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ

 

こちらは「JAPAN TAXI」という日本初のタクシー配車アプリです。

基本機能はウーバーと同様ですが、迎えに来てくれるのは白タクではなく、「タクシー」です。

いままで日本でタクシーに乗る場合は、駅にあるタクシープールを利用したり、流しのタクシーを捕まえたり、電話で迎えに来てもらったりするのが主流だったと思います。

ですが、このアプリ登場のおかげでスマホ1つでタクシーを手配できるようになりました。

 

Grab(東南アジアの配車アプリ)

Grab App

Grab App

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こちらは東南アジアで主流の配車アプリで、「Grab(グラブ)」といいます。

実は以前まで東南アジアでもウーバーが使われていたのですが、Grabに負けてウーバーは撤退しました・・・。(正確には、ウーバーの事業をGrabに売却したみたいです。)

Grabもウーバーと基本機能は同じです。ただ、東南アジアならではの「バイクタクシー」「トゥクトゥク」も手配できるのがポイントです!

 

滴滴(中国の配車アプリ)

DiDi - AIによるタクシー配車

DiDi – AIによるタクシー配車

DiDi無料posted withアプリーチ

 

最後に紹介するのは、「DiDi(滴滴)」という中国の配車アプリです。

中国国内では主流の配車アプリです。一部は日本にも進出しているようです。

基本機能はウーバーと同じです。

この本を読んで僕が思ったこと

『ウーバー革命の真実』を読んで身につけた知識を基に、以下の3つのことについて僕なりに述べてみたいと思います。

ウーバーが「浸透する国」と「浸透しない国」の違いは何なのか?

ポール
まず結論から話すと、その国の「タクシー業界のレベル」、「十分な交通網が整っているか」がポイントになると思います。

「タクシー業界のレベル」

どこの国も「タクシー」自体は普及していると思いますが、どの程度の質を保っているのかは、国によって大きく違いがあります。

例えばタイやベトナム。タクシーは町中でたくさん走っています。ただし・・・!旅行者は、かなりの確率でぼったくられます!タクシーにはメーターが付いてはいるものの、旅行者と分かるとまず使ってくれません・・・。

現地の人でさえも、「運転が荒い」などを理由に一般のタクシーを疎遠にしているという話しも聞いたことがあります。

つまり、タクシー業界のサービスがあまりよくない国は、安くていつでも配車できるウーバーが好まれるのです。

 

日本のタクシー業界はどうでしょうか?タクシーに乗るとき、ドアを自動で開けてくれますよね?

あれは日本だけです(笑)。

日本のタクシーのサービスレベルはかなり高いように思えます。不満を持っている人も少ないでしょう。これが、ウーバーがあまり浸透しない理由であると思います。

また、日本は法律との兼ね合いもあり、ウーバーのような「得体の知れない新規産業」はあまり好まれず、既存の産業であるタクシー業界を守ろうとする傾向もあるのではないでしょうか?

 

「交通網が整っているか」

日本でメジャーな公共交通機関といえば、地域によって若干の差はあるとは思いますが、多くの人は「電車」を挙げると思います。

つまり、日本では車やタクシーを利用しなくても、いろいろな場所へ行けてしまうのです

これが日本でウーバーが浸透しないもう一つの理由だと思います。

 

僕が以前訪れたベトナムのハノイには、町中に鉄道網がありません。つまり、町中での主な移動手段は車orバイクとなります。

こういう国は、車やバイクの需要が日本とは比になりません!だから、ウーバーのような配車サービスがすぐに浸透するのです。

ウーバーが成功したのは「時代の波に乗ったから」

ポール
ウーバーは世界中に進出しましたが、これはウーバーが時代の流れにうまく乗ることができたからであると考えられます。

頻繁に海外旅行へ行く方や、海外出張が多い方は、さまざまな場所でウーバーに助けられたことが多いと思います。

「土地勘がないから、ウーバーを呼ぼう!」

そう思ったら、アプリを立ち上げるだけで、配車できちゃうんです。もちろんウーバーのアプリは世界共通。アメリカでももちろん使えますし、日本から遠く離れたアフリカでも使えます。

では、なぜウーバーは成功できたのでしょうか?

これは、スマートフォンの普及が一つの鍵となります。

いまでは、一人一台スマホを持っています。スマホが普及する前はネット環境が限られていて、自宅のパソコンなど特定の場所でしか使えませんでした。

ウーバーは常時ネット接続をしないと使えません。配車をするにしてもネット環境が必要です。

 

つまり、いまの時代よりも少し前にウーバーが登場していたら、意味がなかったのです

逆に言えば、スマホが普及したおかげでウーバーは成功したともいえます。

 

また、近年流行っている「シェアリング・エコノミー」というビジネスモデルを取り入れたことも成功の鍵だと思います。これについては、この本でも詳しく書かれています。

日本で白タク行為が認められるようになる日は来るのか?

ポール
日本では「白タク行為」は禁止です。これから増えるインバウンド対策に白タクは解禁されるのでしょうか?

この疑問については、『ウーバー革命の真実』に詳しく解説されています。是非、そちらを読んで確認してみてね~!

と言いたいところですが・・・(笑)。僕の意見を少し書いておきます。

 

僕は、現状では普及は難しいと思います

まずは、法律で白タク自体が規制されているからです。法改正などの動きが現れれば可能になるかもしれませんが、その前に既存のタクシー業界が猛反対すると思います。

また、ウーバーは自由に配車できて安いというメリットを持っていますが、一方で車内という密室を利用した犯罪が起きているのも事実です。

つまり、現状では犯罪が起こらないことを完全には保障できません。これに対してどう取り組むか?

ウーバーはうまく利用すれば、日本でもかなり便利なツールになるはずです。これからの進化に期待です!

まとめ:『ウーバー革命の真実』を読んでみよう!

ここでは、『ウーバー革命の真実』を読む前に知っておきたい前提知識と、僕の意見を少し書いてみました。どうですか?この本に対する興味は湧いてきましたか??

以下のような人には特にこの本をオススメしたいです!

この本をオススメしたい人
  • 海外旅行でウーバーを使ったことがある人!
  • ウーバーの運転手側の事情を知りたい人!
  • ウーバーのビジネスモデルに興味がある人!
  • アメリカ発の新規事業に興味がある人!

本で出てくる難しい単語は、注釈で細かく説明されているので、ビジネスにあまり詳しくない僕でもスラスラ読めました。

気になった方は、実際に本を手に取って読んで欲しい!

それでは!今日はこの辺で!

 

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関東を拠点にしている理系大学生です。 中学生のときに2週間の語学留学を経験。そこから海外に対して憧れを持つようになりました。大学生になり、タイの日系企業でインターンシップに参加。海外に対する思いがより深まりました。 今では、暇があれば安い航空券を検索して、国外国内問わず、友人と旅行をしたり1人で旅に出かけます。 ビートルズを中心とした、音楽に関する情報も発信中。